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電子書籍を考える出版社の会は設立12周年を迎えました

2022年6月8日、電子書籍を考える出版社の会は設立12周年を迎えました。

2019年年末以降、世界各地で猛威を振るっている新型コロナウィルスは、今もなお完全な収束はしていない中、世界、そして、日本では2022年に入り、コロナ以前と同じような人の行き来とともに物理的な社会活動が少しずつ戻り始めています。加えて、コロナ禍で浸透した、デジタル・オンライン化は、私たちの社会に とって重要な変化でもあります。

そのような中、電子出版という産業は、大きく成長し、また、紙の出版とは異なる新たな形態(電子コミックやサブスクリプションモデルでの展開)を出版に付加し、産業成長に大きく影響を与えています。

私たち電子書籍を考える出版社の会(eBP)が扱う、専門書・実用書に関して言えば、こうした社会変化の後押しとともに市場の成長が続いています。さらに、 今年2022年は、今の日本の電子出版を支える、EPUBベースの電子書店(楽天 Kobo、Amazon Kindleなど)が誕生した2012年から数えてちょうど10年の節目となります。

私たちeBPでは、この12年で築き上げてきた実績、積み上げた経験・ノウハウとともに、「これからの時代に最適な電子出版への取り組みとは何か」、関係各所と話し合いながら、出版社の立場として日本の出版業界の健全な進化を目指すべく、日々研鑽し、電子書籍・電子雑誌を含めた出版物を、市場、そして読者の皆 さまに適切に提供していくために、これからも取り組んでまいります。

今後とも電子書籍を考える出版社の会をよろしくお願いいたします。

電子書籍を考える出版社の会
代表幹事 馮 富久(株式会社技術評論社)