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電子書籍を考える出版社の会は設立6周年を迎えました

2016年6月8日、電子書籍を考える出版社の会は設立6周年を迎えました。

本会が設立した2010年以降、中でも2012年に日本で各種電子書店がオープンしてからは日本の電子出版市場は右肩上がりで急速に拡大しています。

また、ここ1~2年は各種Webサービス事業者をはじめ、従来の出版業界以外のジャンルからも多くの企業が参入し、いわゆる紙の書籍・雑誌を電子化したものだけではなく、スマートデバイスへの最適化を図ったコンテンツの提供や読み放題サービスが盛り上がるなど、時代と技術とニーズに合ったコンテンツが増え、市場全体が活況を呈してきました。一方で、従来の市場を含めた出版業界全体で見た場合、厳しい状況にも直面しています。

今後私たち出版社がどのように進んでいくべきか、これからの数年が非常に大切な時期となるでしょう。

私たち電子書籍を考える出版社の会では、電子出版への取り組みをより一層強化しながら、出版社の立場として日本の出版業界の健全な進化を目指すべく、日々研鑽し、電子書籍・電子雑誌を含めた出版物を、市場、そして読者の皆さまに適切に提供していくために、これからも取り組んでまいります。

今後とも電子書籍を考える出版社の会をよろしくお願いいたします。

電子書籍を考える出版社の会 代表幹事
馮 富久(株式会社技術評論社)